@article{oai:niconurs.repo.nii.ac.jp:00001333, author = {舩山, 健二 and Funayama, Kenji}, issue = {2}, journal = {日本フォレンジック看護学会誌, Journal of Japan Association of Forensic Nursing}, month = {Mar}, note = {application/pdf, Journal Article, 目的:刑務所出所者のヘルスケアニーズへの対応状況について、その実態と課題を明らかにすることが目的である。方法:量的記述的研究(実態調査型、事実発見型)として、研究をデザインし所属大学の研究倫理審査を受審し承認を受けた。全国47都道府県にある、48の地域生活定着支援センター長を対象に、全数調査法による、郵送法を用いた、無記名自記式質問紙調査を2020年9月14日から同年10月9日までの間に実施した。結果:質問紙調査票の回収は、36件(回収率75.0%)、有効回答数は34件(有効回答率70.8%)であった。以下の7項目について、回答を得た。(1)刑務所医療の適切さ、(2)刑務所出所者の受療態度、(3)医療機関における刑務所出所者の診療受け入れ状況、(4)刑務所出所直後の受診費用の支払い拠出の種類、(5)刑務所出所者の受診や健康増進のため、地域の保健師に望むこと、(6)刑務所出所者の受診に関して、医療機関の看護師に望むこと、(7)刑務所出所者の受け入れ調整時における、厚生労働省から発出されている通知や事務連絡の活用状況。結論:本研究結果から、以下の6点が明らかとなった。(1)地域生活支援センター長は、刑務所医療について「適切と思われない」が、73.5%を占めていた。(2)刑務所出所者の受療態度には、医療を過剰に求める者、医療を拒否する者が存在し、その理由は、多岐にわたっていた。(3)地域の保健医療従事者に、刑務所出所者に対する、無知・偏見・差別が存在していた。(4)刑務所出所者の入院受け入れ調整は、困難さがある。(5)刑務所出所直後の受診費は、生活保護により拠出されることが最多であった。(6)刑務所出所者を、ひとりの地域住民として生活者と捉え、その健康維持・増進に期待が寄せられていた。(著者抄録)}, pages = {19--33}, title = {刑務所出所者のヘルスケアニーズ}, volume = {8}, year = {2022}, yomi = {フナヤマ, ケンジ} }