@article{oai:niconurs.repo.nii.ac.jp:00000531, author = {平澤, 則子}, journal = {学長特別研究費研究報告書}, month = {Jun}, note = {本研究の目的は,在宅で神経系難病の夫を介護する妻の対処がQOLの推移にどのような影響を及ぼしているのかを明らかにし,「アノミー状態」における妻への看護援助について検討することであった.Q0Lは,介護者が描く人生評価図とC.D.Ryffの「心理的福利」を用いて測定し,類型化を試みた.平成12年度と15年度を比較すると,病気進行・介護量増加にも関らず妻のQ0Lは前回より高い者が多かった.「アノミー状態」継続事例は,夫発病以前に人生満足度が低下する出来事経験があり,『諦める』『人に言わない』『夫に譲歩する』等の消極的情動型対処であった.人生評価は,気管切開前の呼吸困難,排泄介護量増加が契機となり低下していた.以上のことから,夫発病時から「アノミー状態」が継続している妻においてもQOLの向上が推察された.難病介護者のQOL支援において,介護者の生活史の中で介護体験を捉え,病状変化を予測し,変化に応じた対処方略を適時に促す看護援助の必要性が示唆された.}, pages = {124--126}, title = {難病の夫を介護する妻のQOL推移からみた看護援助のあり方}, volume = {15}, year = {2004} }