@article{oai:niconurs.repo.nii.ac.jp:00000546, author = {加城, 貴美子 and 小林, 美代子 and 高橋, 初美 and 笹野, 京子 and 和田, 佳子 and 阿部, 正子 and 高塚, 麻由 and 西方, 真弓}, journal = {学長特別研究費研究報告書}, month = {Jun}, note = {上越市および新井市に在住している大正・昭和初期生まれの助産婦10名に,妊娠期,分娩期,産褥期と新生児について,半構成的質問紙をもとに昭和10年代から昭和40年頃の開業助産婦をしていた状況について聞き取り調査を実施した.その結果, ①直江津,高田と新井地域で活躍した助産婦の平均年齢は80.9歳であった. ②妊婦健診は定期的に行われておらず,異常が予測される妊婦-の診察は助産婦が頻回に往診していた. ③妊婦への保健指導は姑や家族を含み,栄養指導および家族内の人間関係調整を行っていた. ④骨盤位の妊婦に外回転術を直接実施することもあり,また骨盤位分娩も取り扱っていた. ⑤分娩の進行を進するために,入浴すること,暖かい飲み物を勧めたりしていた. ⑥分娩介助に必要な衛生材料は,当時として最良の物を使用していた. ⑦分娩の異常の判断やケアは現在と同じであった. ⑧超音波や医療機器での診断がない時代,助産婦の経験と勘で診断をくだしていた.⑨褥婦の床上げは3週間後であった. ⑩乳房のケアでは,温罨法後乳房マッサージをしていた. ⑪褥婦の生活は,儒教の影響を色濃く受けていた. ⑫産湯(休浴)は出生した新生児全例に実施していた. ⑬オムツは使い古しの浴衣生地を使用し,新生児の体格に合わせたサイズの工夫や股関節脱臼の予防の工夫をしていた. ⑭臍の処置は,アカチンやマーキュロで消毒し,亜鉛化デンプンやデルマトール塗布後,臍包帯・臍ガーゼで保護していた. ⑮新生児の黄症予防に明るい窓際に寝せるように指導した.以上の内容から,助産師教育に生かせる内容と助産ケアの変遷として教育する内容などがあげられた.}, pages = {35--42}, title = {助産師教育に生かす新潟県内の助産史調査}, volume = {15}, year = {2004} }