@article{oai:niconurs.repo.nii.ac.jp:00000617, author = {水澤, 久恵 and Mizusawa, Hisae}, journal = {学長特別研究費研究報告書}, month = {Oct}, note = {病棟看護師が看護実践の中で経験する倫理的問題とその対応の実態を明らかにし,それらに関連する要因を検討することを目的に,患者の入院から退院までの過程で,患者のケアに関わっている入院病棟に所属する病棟看護師1746名に自記式質問紙調査を実施し,1144名から回答(回収率:65.5%)を得た.その結果,病棟看護師は12ヶ月間において,倫理または人権をめぐる問題を1ヶ月に1~3回経験する事が多く,経験頻度は施設規模により差が認められ,施設規模が小さくなると経験頻度が高かった.最もよく経験されている倫理的な問題は,1位『患者の安全確保のために身体抑制や薬剤による鎮静をするか,しないか』,2位『患者に十分な看護ケアを提供できていない看護師の充足状況』,3位『看護師と医師(他の専門家)の関係における対立』であった.経験した倫理的問題の対応に関して,解決割合は平均値0.4と低い割合であった.施設規模により有意な差が見られ,規模の大きい病院の解決割合が高かった.問題に対処するにあたって役立った方法としては,「看護師の同僚(達)と相談した」とするものが多かった.倫理的問題と対応の実態の関連要因については,道徳的感性と経験頻度,経験頻度および解決割合と職務満足度との間にそれぞれ相関があることが示された.病棟看護師が経験する倫理的問題と対応の実態,それらに関連する要因が明らかとなり,今後,倫理教育に重点を置くべき事項,看護師個々の倫理的問題の解決能力の向上と問題解決にむけた組織としての取り組みの必要性が示唆された., 平成19年度は「看護研究交流センター年報」と合冊刊行}, pages = {39--46}, title = {病棟看護師が看護実践の中で経験する倫理的問題と対応の実態及び関連要因の検討}, volume = {19}, year = {2008}, yomi = {ミズサワ, ヒサエ} }